おすすめペット「フェレット」

フェレットという動物をご存知でしょうか?
イタチ科の哺乳動物で、イタチを家畜化したものと言われています。
日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、ヨーロッパ等では古くから人間とともに生活しているようです。
私とフェレットの出会いは、当時の恋人が飼っていたことです。
それまで自宅で動物を飼ったことはなかったのですが、初めて会ったとき、その愛くるしさにメロメロになりました。
見た目は、胴体が長くて足が短く、顔は個体差があると思うのですが、私はハムスター等に似ていると思います。
その恋人と結婚して、フェレットとも一緒に住むようになりました。

まず、フェレットのごはんですが、フェレットフードという専用のものが売っています。
様々なメーカーからフェレットフードが出ていますが、偏食の強い動物で、好みのものや食べなれたものでないと口にしません。
我が家では2種類のフードをブレンドして食べさせていましたが、成長して、好みが更に偏ったらしく、1種類のフードのみ、より分けて食べるようになりました。
フードをブレンドすることには、メーカー都合でフードの中身が変更になったり、製造中止になったりした場合に備える意味があるのですが…困りものです。
また、おやつになるジャーキー等も売っていて、我が家ではご褒美タイムに食べさせています。
このジャーキーも、与え始めは食べ物と認識してくれなくて、食べるようになるまで1年くらいかかりました。
今では、私がジャーキーの入った袋を手にしただけでソワソワし、喜んで食べています。

次に、我が家のフェレットの性格ですが、とても人懐こくてお転婆です。
友人が我が家に遊びに来た時など、全く怖がることなく、自分から人に近づいていって匂いを嗅いでいました。
ただ、小型犬が遊びに来たことがあったのですが、その時は緊張からか?固まっている様子でした。
ネット等を見ると、犬や猫と仲良く遊んでいたりしているので、育ってきた環境によるのだろうと思います。
また、知らない場所(庭や病院等)に連れて行くと、最初は警戒しますが、安全だとわかると、興味津々で散策を始めます。

そして、愛くるしさの他に、フェレットがおすすめなポイントです。
一つ目、ほとんど鳴き声を出しません。
遊んでいてテンションが上がると、「クックッ」等とのどを鳴らすことがあります。
我が家の場合、一番賑やかなのは寝息・寝言です。「クキュー」等と気持ちよさそうに丸まって寝ている様子はとても癒されます。
二つ目、屋外での散歩が必要ありません。
もちろん散歩をしてもよいでしょうが、基本的には室内のゲージで寝ていることが多く、部屋の中で遊びタイムを設ければ充分だと思います。

最後に、注意するべき点です。
一つ目、匂いについてですが、ペットショップで売られている場合は、すでに臭腺の除去手術が行われていることが多いです。
もちろん、動物なので食べるし、出すものは出すし、多少は匂います。小まめなトイレや寝床等の世話でかなり軽減されると思います。
我が家では空気清浄器を24時間稼働させています。
二つ目、高齢期には病気になりやすい動物で、しっかりと診察できる獣医も少ないようです。
いざという時の為に、経済的にも、情報的にも、備えておくことが必要だと思います。

私は引っ越しして、周りが知らない人ばかりの環境になったとき、フェレットが一緒にいてくれたおかげで、とても救われました。
共にいられることを感謝しています。
フェレットにも、私と一緒にいてよかったと思われるよう、これからも可愛がっていこうと思います。
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